ふりがな
「トビウオ」の名前の由来は、水上に飛び出し、胸ビレを広げて滑空することから。
胸ビレが発達してとても大きく、滑空時には広げるので、これがグライダーの翼のような役割をする。
しっぽは上下に長く伸びたV字型で、特に下が長くなっている。これは水面滑走時に水中へ推進力を効率よく伝えるため。
海の表層近くに生息し、動物プランクトンなどを食べる。水上に飛び出して、海面すれすれを猛スピードで滑空する。これは主に、マグロやカジキ、シイラなどの捕食者から逃げるためといわれる。
水面滑走時の速度は35km/h、空中滑空時の速度は50-70km/h、高さ3-5mに達する。
平均的だと、風上に向って海面の上約2mを100〜300m程度飛べる。なお、滑空中に急に海中に入る必要が生じた時は急ブレーキをかけることもでき、空中で方向転換も可能である。
トビウオ
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