主に海水の岩礁や砂地に生息する。淡水を嫌い、河口などの汽水域には棲息しない。複数の吸盤がついた8本の足を特徴とする。
見た目で頭に見える丸く大きな部位は実際には胴体であり、本当の頭は足の間に位置して眼や口器が集まっている部分にある。
頭から足が生えているので、同じ構造を持つイカとともに「頭足類」と呼ばれる。
保護色に変色し、地形に合わせて体形を変える種類もいる。
柔軟な体のほとんどは筋肉であり、ときには強い力を発揮する。非常に狭い空間を通り抜ける事ができ、水族館で飼育する場合は逃走対策が必要である。
比較的高い知能を持っており、密閉されたねじぶた式のガラスビンに入った餌を視覚で認識し、ビンの蓋をねじって餌を取ることができるといわれる。
外敵に襲われた際、捕らえられた足を切り離して逃げることができ、その後再生するが、切り口によって2本に分かれて生えることもあり、8本以上の足を持つタコも存在する。
極端なものでは、日本で96本足のあるタコが捕獲されたこともある。
タコ
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