ふりがな
サメは「獰猛で危険な生きもの」というイメージが強いが、人に危害を加えるおそれのあるのは20〜30種程度でサメ類全体の1割程度である。
体の形は種類によって異なる。広々とした外海に生息し回遊を行う種ではマグロ類のような波の抵抗をできるだけ少なくするような曲線で構成された形
、海底に生息する種では細長い形や上下に平べったい形など、さまざまである。
呼吸のため一定の速さの水流で泳ぎ続けなくてはいけない種類と、止まった状態でも呼吸可能なものがいる。
サメの体は、頭から尾に向けてなでると滑らかだが、逆に尾から頭に向けてなでるとザラザラしている。これがいわゆる鮫肌。
獲物を襲うなどして歯が1本でも欠けると、新しい歯列が古い歯列を押し出して、歯列ごと新しいものと交換される。歯列は何回でも生え変わる。
匂いに敏感で、種によっては100万分の1に薄めた血ですら感じ取れる。
サメ
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