ふりがな
体は紡錘形で尾鰭以外の各鰭は小さい。鱗は目の後方から胸鰭・側線周辺だけにある。
背側は濃い藍色で、腹側は無地の銀白色。興奮すると腹側に4-10条の横縞が浮き出る。死ぬと横縞が消え、縦縞が現れる。
全世界の熱帯・温帯海域に広く分布する。日本では太平洋側に多く、日本海側では稀である。摂氏19-23度程度の暖かい海を好み、南洋では一年中見られるが、日本近海では黒潮に沿って春に北上、秋に南下という季節的な回遊を行う。食性は肉食性で、魚、甲殻類、頭足類などの小動物を幅広く捕食する。
流木やヒゲクジラ、ジンベエザメの周辺に群がる習性もある。これはカジキから身を護るためだと言われている。
反面カツオが集めた鰯を鯨が食べたりもするため共生になると指摘する専門家もいる。
カツオ
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