ウナギは、体の長さを伝わる体の波を発生させて泳ぐ。波の方向を逆にして逆泳ぎをすることもできる。
ほとんどのウナギは浅い水域に生息し、砂、泥、または岩の間へと潜る。ウナギ類の大部分は夜行性なので、めったに昼間は見られない。
定住性・帰巣性はともに高く、ねぐらと定めた場所から大きく移動することはせず、数十km離れた場所に放流されても正確に戻ってくることができる。時々、穴「ウナギの穴」に一緒に住んでいる。
そのなかでもウナギ属に含まれるほぼすべての種類がさく河性の回遊魚で、海で生まれた後に淡水域に遡上し、成長後に再び海に降りて産卵し生涯を終える。
餌が豊富で競合者の少ない淡水域に進出するようになり、長い年月をかけて現在の大回遊へと発展した可能性を示した研究はされているものの、なぜ長距離に及ぶ回遊をするのか、何を目印として元の産卵場所へたどりつくのか確かなことはわかっていない。
ウナギ科,Anguilliformes
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