ウニ

ふりがな

深海しんかいの海底かいていから磯いそにいたるまで世界中せかいじゅうの海うみに生息せいそくし、約やく870種しゅが確認かくにんされている。多おおくの種類しゅるいが全身ぜんしんにトゲを持もつ。なかには毒どくを持もつものもある。
すべてが海うみに生息せいそくし、動うごきは遅おそい。普段ふだんは岩いわに張はり付ついていたり、岩いわのくぼみなどに入はいり込こんでいるものも多おおい。

孵化ふかしたあとは、プランクトン生活せいかつをしながら成長せいちょうする。やがて三角形さんかっけいのようになり、それぞれの角かくから突起とっきを突つき出だした幼生ようせい(プルテウス幼生ようせい)となる。その後ご、海底かいていに一時いちじ的てきに固着こちゃくし変態へんたいしてウニの姿すがたとなる。寿命じゅみょうは大変たいへん長ながく、種類しゅるいや環境かんきょうによるが200歳さいにいたるものもいる。

主おもに海藻かいそうやデトリタス(微生物びせいぶつの死骸しがい、土壌どじょうの有機物ゆうきぶつなど)を食たべるが、絶食ぜっしょく状態じょうたいに置おいた直後ちょくごのムラサキウニは、野菜やさい・雑草ざっそう・魚肉ぎょにく・穀物こくもつやパン類るいなども含ふくめ、与あたえればほとんど何なにでも食たべる。