ふりがな
口の開き方は比較的小さく、ダツ科魚類と同様に細長い顎をもつもの、下顎がやや突出した短い種などさまざま。
歯は小さい。背鰭と臀鰭の後方に4-7本の小離鰭をもつ。各属の小型種は浮き袋をもたず、卵巣は片側にしかない。
動物性プランクトン・甲殻類・小魚・魚の卵などを食べる。
腸が短いため摂食した餌は、20分から30分程度の短時間で消化され体外に排出される。
捕食者から逃げるときにはトビウオのように水面から飛び出して滑翔することもある。
鱗が小さい上にはがれやすく、漁船から水揚げされる際にほとんどの鱗がはがれ落ちてしまう。
サンマの内臓には多くの鱗が含まれていることがあるが、捕食した小魚の鱗ではなくそのような形で呑み込まれたサンマ自らの鱗である。
漢字の「秋刀魚」の由来は、秋に旬を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が刀を連想させることにあり、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があると考えられている。
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