ふりがな
ゴンベ科の仲間はすべて海水魚で、太平洋・インド洋・大西洋の熱帯域に生息し、特にインド太平洋が分布の中心となっている。
浅い海のサンゴ礁・岩礁で暮らす底に棲み、大きな胸ビレを使ってサンゴや海綿の上に止まっている姿がしばしば見られる。鮮やかな色彩をもち、アクアリウム環境にもよく慣れるため、観賞魚として知られる種も多い。
肉食性で、小型の甲殻類や他の魚類を捕食するなど、生態上の特徴はフサカサゴ科(カサゴ目)の仲間と似ている。多くの仲間は小型で、体色の鮮やかな種が多い。浮き袋ハモたない。
ほとんどの個体は最初に雌として性成熟し、後に雄へと性転換する。
大型の雄が複数の雌とハーレムを形成する種もある。繁殖行動は水面近くで行われ、水に浮く卵(浮性卵)を放出する。
ゴンベ科
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