ふりがな
水中生物としてはかなり高速で遊泳することができる。
体型は紡錘形で、体の横断面はほぼ楕円形、鱗は胸鰭周辺を除けばごく小さいかほとんど無く、高速遊泳に適した体型である。
口先はわずかに前方に尖る。尾鰭は体高と同じくらいの大きな三日月形だが、それ以外の各鰭は小さい。
全世界の熱帯・温帯海域に広く分布するが、種類によって分布域や生息水深が異なる。
海中では口と鰓蓋を開けて遊泳し、ここを通り抜ける海水で呼吸する。泳ぎを止めると窒息するため、たとえ睡眠時でも止まらない。
食性は肉食で、表層・中層性の魚類、甲殻類、頭足類などを捕食する。
筋肉内の血管は動脈と静脈が近接する、奇網という構造を持つ。
これで体内の熱が逃げるのを防ぎ、体温を海水温より高く保って運動能力の低下を抑える。
日本語の「マグロ」は目が大きく黒い魚であること「目黒=マグロ」に由来するという説がある。
また他にも保存する事が困難とされた鮪は、常温に出しておくとすぐに黒くなってしまう為、まっくろ→まくろ→マグロ。と言われるようになったと言う説も存在する。
マグロ
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