ふりがな
海水魚で、沿岸性の回遊魚である。遊泳能力が高く、群れで行動する。全長は成魚で10cm–30cmほどである
プランクトン食で、微小な歯がある。体は細長く、断面は円筒形ないしやや側扁(縦長)。背が青く、腹が白い。赤身の青魚である。鱗が剥がれやすい。
稚魚や幼魚はちりめんじゃこ、釜あげしらすや煮干しの材料になる。
海外では缶詰(アンチョビ)などで食用にされる。水揚げ後は傷みやすいので、干物各種・缶詰・つみれなどの加工品として流通することが多く、さしみ、寿司など生食される日本の食べ方は驚かれる。
栄養面では、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含む。
「イワシ」の語源については各説あるが、陸に揚げるとすぐに弱って腐りやすい魚であることから「よわし」から変化したとの説がある。漢字の「鰯」もこれに由来する。
なお、ハダカイワシやトウゴロウイワシのように[-イワシ]と、さまざまな小魚の海水魚に名づけられているが、生態や特徴などには共通点が薄いものがあり、イワシの仲間とはみなされていない種類である。
イワシ
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