ふりがな
体の断面はまんじゅう形か円形で、水底に接して生活する底生魚が多い。
ひれは体に対して大きめなこと、背びれが2つあること、2つの腹びれが融合して吸盤状になっていることなどが特徴である。
この腹びれで水底や壁に貼りつくことができ、水の流れが速い環境でも水に流されず生息できる。
速く泳ぐ時は他の魚のように尾びれを振って泳ぐが、普通は主に胸びれを大きくはばたかせることで泳ぐ。
長い距離を持続的に泳ぐことは苦手で、短い距離をサッと泳ぐことの繰り返しで移動する。
運動能力の低い底生魚ゆえ、体色は砂底や岩の色に合わせた保護色となっている種が多い。
繁殖期にはオスが巣穴にメスを誘い、産卵を行う。
巣穴は自分で作ったり、エビやカニの巣穴、捨てられた空き缶など種類や環境によって様々である。産卵後はオスが卵を守る。
種類数は現在発見されているものだけで2100種類(未分類も含む)を超える。
ハゼ
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