タイ

ふりがな

全ぜん世界せかいの熱帯ねったいから温帯おんたいに分布ぶんぷする。主おもに肉食にくしょく性せいで、底生ていせいの貝類かいるいや甲殻こうかく類るいを食たべる。雌雄しゆう同体どうたいの種しゅと、性せい転換てんかんを行おこなう種しゅが存在そんざいする。
表面ひょうめんが非常ひじょうに頑丈がんじょうな鱗うろこで覆おおわれており、ひれのトゲが固かたく危険きけんである

タイ科かにはマダイの他ほかに、クロダイ、キダイ、チダイ、ヒレコダイ、タイワンダイ、アカレンコなどが含ふくまれる。
広義こうぎには、タイ科か以外いがいの魚さかなでも、扁平へんぺい・大型おおがた・赤あかっぽい体色たいしょく・白身しろみなどの特徴とくちょうを持もつ魚さかなには「-ダイ」と和名わめいがついていることが多おおく、この場合ばあい、タイ科かとは分類ぶんるい上じょう遠とおい魚さかなもいる。

日本にほんでは非常ひじょうに馴染なじみの深ふかい魚さかなで、赤あかい色いろがめでたいとして、お祝いの席せきでよく出でる。そのため七福神しちふくじんの一人ひとり恵比須えびすは釣竿つりざおで鯛たいを釣り上つりあげた姿すがたをしている。
一般いっぱん的てきに高級こうきゅう魚ぎょとして認知にんちされているが、日本人にほんじん以外いがいの民族みんぞくで、この魚さかなを「魚さかなの王おう」とみなしている例れいはほぼ皆無かいむである。
オーストラリアでは、大型おおがたのモノが簡単かんたんに釣つれることや、淡白たんぱくな味あじがオーストラリア人じんの好このみに合あわない理由りゆうから評価ひょうかが低ひくい。