ふりがな
イルカとクジラの定義や分類は個人や地域によって差異が見られており、その境界や定義についてははっきりしていない。
昔の日本人は見た目の印象から、海に棲む大きく雄大な生きもをクジラ、小さくて動きの速い生きものをイルカと呼び分けていた。
イルカは一度も泳ぐのをやめず息継ぎもきちんとしながら常に泳ぎ続けている事から、かつてはイルカは全く眠らないのではないかと言われていた。
しかし、半球睡眠(右の脳と左の脳を交互に眠らせる事)の能力を持つことが分かってきており、眠らないという説は現在ではあまり有力ではない。
また、右の脳が眠っている時は反対の左目を、逆に左の脳が眠っているときは右目をつむりながら泳ぐ。
イルカの歯はおよそ80本あるが食べるときは丸飲みである。多くは肉食であり、魚類や頭足類などを捕食する。
また、肺呼吸であるので、他の哺乳類と同様に、咳をしたり、肺炎になったり、かぜをひく。
イルカは単独で行動するケースも見受けられるが、複数匹で群をなして行動することが多い。
高い周波数をもったパルス音を発して、物体に反射した音からその物体の特徴を知る能力を持つ。
全般的に好奇心旺盛で人なつっこく、船に添って泳ぐなどしてその姿を人間に見せることが多い。
イルカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』