トラフグ「トーさん」

▼トラフグってどんな生きもの？

全身ぜんしんには鱗うろこがなく、滑なめらかな皮膚ひふをしている。
丸まるっこい姿すがたがかわいいけれど、歯はは鋭するどく、カニや貝かいの硬かたい殻からをバリバリかみ砕くだいて食たべる。

海うみの底そこにいることが多おおく、砂地すなちに潜もぐることもある。
敵てきに襲おそわれると、体からだをパンパンにふくらませて、威嚇いかくするのが特長とくちょう。
泳およぐのはちょっと苦手にがてで、ヒレをパタパタ動うごかしながら、のんびり進すすむんだ。

最大さいだいの特長とくちょうは、強つよい毒どくを持もっていること。
内臓ないぞうや皮かわに「テトロドトキシン」という毒どくがふくまれていて、とても強力きょうりょくなんだ。
この毒どくはフグの体からだの中なかで作つくられるのではなく、エサとして食たべた生物せいぶつから取とりこんでいると考かんがえられているよ。

フグ料理りょうりとして有名ゆうめいだけど、免許めんきょをもった人ひとしか調理ちょうりできないんだ。気きを付つけてー！

▼「トーさん」の性格(せいかく)

クサフグの「クーさん」とは　だいのなかよしで　よくいっしょに　おさんぽしている。

だれかが「とうさん！」と　よぶと　ついつい　じぶんのことかと　おもって　へんじをしちゃう。
「おっ　よんだかい？」と　むねをはって　こたえるので　こちらは　すこし　きまずい。
(ちがったときは　ぷくっと　むくれているようだ。)